自慢じゃないが、実は僕はとってもチョコレートが好きだ。
毎年、バレンタインになるとショッピングモールにはチョコレートの特設コーナーができる。
子供の頃から、その特設コーナーのチョコレートたちを眺めるのが大好きだった。

僕にとってはとても嬉しい

あれは、チョコ好きにはたまらないというか、世の中で販売されているありとあらゆるチョコレートを見ることができるチャンスなので、嬉しい。
子供の時は、母親が父親や仕事先への義理チョコを購入していたので、綺麗にラッピングされているチョコレートをしっかりと見ることができた。
あの時期、スーパーに連れて行ってもらうことも、僕にとってはとても嬉しいことだったのだ。
スーパーに行けば、たくさんの種類のチョコレートを見ることができる。
それが嬉しくて、別に用もないのに買い物についていった記憶がある。

今は、その時のように堂々とチョコレートを見ることはできない。
デカイ男がチョコレート売り場をウロウロしていたらそれだけで目立つし、不審者だ。
バレンタインというのは、女性のためのイベントだと僕は思っている。
女性たちがチョコレートに群がり、愛する男性へのプレゼントを考えるのがバレンタイン。
つまり、女性にとっての聖域なので、僕の様なものがそこにいるのは場違いだ、ということなのである。

そんな昨今なので、今は堂々とチョコレートを見ることはできていない。
だけど、今はインターネットというものがあり、スーパーやショッピングモールで見るよりもずっと多くのチョコレートをチェックすることができる。
これがまた便利なのだ。

バレンタインは神の様な行事

インターネットのオンラインショップなら、僕でも「このチョコが食べたいな」と思ったものを通販することができるので、とても便利なのである。
これなら、恥ずかしさを隠してショッピングモールでチョコレートを買う必要はない。
そんな便利さが気に入って、僕は近年「インターネットでチョコレートを頼む」ということを繰り返している。
本当なら、だれか女性がくれれば一番いいのだが、ニートの僕にバレンタインチョコを贈ってくれるようなやさしい女性がいるはずもない。
チャンスがあるとすれば母親だが、母親も今更バレンタインチョコなんてくれないだろう。
そう思ったら、やっぱり「バレンタインチョコを通販で購入する」ということが一番確実なのである。
男のくせにと言われるかもしれないが、やはりチョコレートを選びは楽しい。
というか、男女関わらずチョコレートが好きな人なら、バレンタインは神の様な行事だと思う。