冷えは万病のもと

「体が冷えて、靴下を履いてもよく眠れない」「オフィスの冷房がこたえる」といった 悩みを持つ女性は多いものです。
冷え性というのは特別な病気というわけではないのですが、「冷えは万病のもと」とも言われているように、冷え性を改善しないままでいると体の不調が改善しないことが多いことも確かです。
冷えがひどくなってくると疲労感が取れないだけではなく、不眠の原因になることもありますので注意が必要です。

また、目の下にクマができるなど、美容の面でもさまざまなデメリットが出てきます。
冷え性の人は自律神経のバランスが乱れていることが多いため、血流が滞って肩こりなどの原因になるだけではなくて、ストレスを溜め込んでしまう要因ともなります。
対策を立てないと改善しませんので、温活などを始めることが大切になってきます。

温活とは?

温活というのは、体を温めることによって 基礎体温を上げて、体調不良を改善することをいいます。
大きな特徴はストーブなどの熱で体を温めるのではなくて、自分の力で体を温めることにあります。
温活をして基礎体温を上げれば血流が改善されて、健康的な体作りをすることができるようになります。

手足が冷えるよりは火照るほうだから温活は必要ない、という女性もいるのですが、手足が火照る場合は「かくれ冷え性」の可能性もあります。
温活では特に難しいことをする必要ありませんので、今からでもすぐに始めることができます。
温活のポイントは、とにかく体を冷やさないようにすることがポイントです。
レッグウォーマーや腹巻、あるいはネックウォーマーを常に着用するだけでも、体を冷やさないようにすることができます。

また、冷たい食べ物や飲み物も温活にはNGです。
白砂糖やカフェインは体を冷やしてしまいますので、できるだけノンカフェイン・ノンシュガーの飲み物を摂ることが大切です。
運動も温活の大切な要素ですので、日常生活にできるだけ適度な運動を取り入れて、基礎代謝を高めるようにしましょう。

運動をして筋肉量を増やすことによっても、冷えをかなり改善することができます。
オフィスで座っていることの多い人は、毎時間立ち上がって軽いエクササイズをするなどの工夫も欠かせません。
長時間同じ姿勢でデスクワークをしていると血流が悪くなってしまい、冷え性をさらにひどくしてしまうことにもなりかねません。

温活では、日頃の生活習慣が非常に大切です。
ですから、運動不足や偏った食生活を改善し、ストレスを溜めないことが冷え性を改善するためには大切になってきます。
コーヒーや緑茶には体を冷やす働きがありますので、できるだけ生姜紅茶やルイボスティー、ほうじ茶などを飲む習慣をつけるのもおすすめです。