誰でも利用できるオープン型宅配ボックス

一人暮らし世帯にとっては、便利な宅配サービスを使いたい一方でその時間どおりにきちんと受け取ることができるかの不安があります。

利用者にとっても困った問題がある宅配は、同時に配達を担当するスタッフにとっても重大な問題です。

何度も届けに行った家庭が不在であるとそれだけ人的リソースを割かれてしまうことになるので、数が増えていくと配送サービスの品質にも大きく関わってきます。

そこでその両者の問題を一気に解決することができる便利なサービスとして注目をされているのが「PUDOステーション」という宅配ボックスサービスです。

宅配ボックスサービスは既に多くの業者や施設が行っているものであり、新築のマンションなどではあらかじめ宅配ボックスが各戸に設置されていたりします。

「PUDO(プドー)ステーション」というのはPackcity Japan(パックシティ・ジャパン)によるオープン型の宅配ボックスサービスで、提携している宅配会社からの配達を受け取ることができるシステムとなっています。

利用をするときにはパスワードを入力するだけの簡単操作で行なうことができるので、自分の都合にあわせてボックスの場所を指定して簡単に受け取りをすることが可能です。

まず基本的なサービス内容を簡単に説明していくと、PUDOステーションの宅配便ロッカーは全国の駅に設置されているので、まずは自分の居住地域の近くで利用をすることができるかどうかを公式サイトなどから確認していきます。

PUDOステーションのロッカーの数は年々増加傾向にありますが、現在のところ最も多く設置されているのは東京都内の約2600箇所で、次いで大阪府内の約500箇所、その他名古屋や千葉、札幌など主要都市に多めに設置されていることがわかります。

ちなみにこのPUDOステーションは駅など人が多く通るところに多く設置されているのですが、公式サイトでは自分の店舗にボックスを置く提携先を募集しており、宅配ボックスを置くことにより集客をすることができるということをアナウンスしています。

より便利な使い方もできるようになっています

PUDOステーションの提携先としては、ヤマト運輸や佐川急便などの大手の他、DHLジャパンや順豊エクスプレスといったところなどがあります。

特に便利なのがヤマト運輸で、クロネコメンバーズに登録をしておくことにより配達完了時に「お届けeメール」を受け取ることができるのでより確実にボックスから荷物を受け取れます。

ただ現状では配達業者によって対応が異なっているので、佐川急便の場合は再配達のみPUDOステーションを使うことができたり、Amazonや楽天市場でPUDOステーション受け取りができないというようなこともあったりします。